子どもにスマホを持たせるとき、最初に迷いやすいのが「どの格安SIMを選べばいいのか」です。
連絡用だけなら安いプランで足りそう。でも、外で調べものをしたり、位置情報を確認したり、家族とのLINE通話に使ったりするなら、あまりにギリギリの容量だと不安も残ります。さらに、見守り設定や中古スマホの選び方まで考え始めると、料金表だけを見ても決めにくいですよね。
わが家では、子ども用スマホは「まず連絡用」と割り切って、日本通信SIMのシンプル290プランを使っています。親のスマホのお古を使い、機種代をかけずに始めたことで、月額はかなり抑えられました。
この記事では、子ども用格安SIMを選ぶときに見るべきポイントを、料金・データ容量・見守り・中古スマホの使い方までまとめて整理します。
結論:連絡用なら1GBから、外で調べものをするなら5GB前後が選びやすい
子ども用スマホは、大人と同じ基準で選ばなくても大丈夫です。動画を長時間見る、ゲームをよくする、テザリングも使う、という使い方でなければ、最初から大容量プランにしなくても足りる家庭は多いと思います。
わが家の考え方は、次のような分け方です。
| 使い方 | 容量の目安 | 候補にしやすいプラン |
|---|---|---|
| LINE・通話・位置情報確認が中心 | 1GB前後 | 日本通信SIM シンプル290プラン |
| 外出先で調べものもする | 5GB前後 | IIJmio ギガプラン 5GBなど |
| 動画・テザリング・外出先利用が多い | 30GB前後 | ahamoなど |
料金だけで見ると日本通信SIMはかなり安いです。ただ、データ容量に余裕を持たせたいならIIJmio、ドコモ回線の安心感や大容量を重視するならahamoも候補になります。
大事なのは、「一番有名なプラン」ではなく「子どもが実際に何に使うか」で選ぶことです。
子ども用格安SIMを選ぶ前に決めたい3つのこと
格安SIMを比較する前に、先に家庭内で決めておきたいことがあります。ここが曖昧なまま料金表を見ると、安いプランにも高いプランにもそれぞれ理由が見えてしまい、かえって迷いやすくなります。
1. 何のためにスマホを持たせるのか
まずは、スマホの目的をはっきりさせます。
- 親との連絡用
- LINE通話用
- 位置情報の確認用
- 学校や習い事の送迎連絡用
- 外出先での調べもの用
- 動画やゲームも含めた自由利用
わが家の場合は、子どもがスマホゲームにあまり興味がなく、画面の小さいスマホで長く調べものをするより、家ではPCを使ってほしいという考えもありました。そのため、最初は「連絡用」と割り切っています。
この使い方なら、1GBから始めても大きな不便は出にくいです。逆に、動画やゲームまで自由に使う前提なら、1GBではすぐ足りなくなります。
2. 家のWi-Fiを使える時間が多いか
家にいる時間が長く、家ではWi-Fiを使えるなら、スマホの月間データ容量は少なくても済みます。学校や習い事、外出先でどのくらい使うかを見ておくと、容量を決めやすくなります。
最初から大容量にすると安心ではありますが、使わない容量に毎月お金を払うことにもなります。子ども用スマホでは、少なめから始めて、足りなければ増やす方が家計管理もしやすいです。
3. 見守り設定をどこまで必要とするか
子どもにスマホを持たせるなら、料金だけでなく見守り設定も大事です。
AndroidならGoogleファミリーリンク、iPhoneならスクリーンタイムを使うことで、利用時間やアプリの追加、位置情報の確認などを管理しやすくなります。格安SIMそのものに見守り機能がなくても、端末側の設定でできることは多いです。
「安いSIMにすれば終わり」ではなく、「どこまで親が確認できる状態にするか」までセットで考えると、あとから慌てにくくなります。
子ども用に候補にしやすい格安SIM3つ
ここでは、子ども用スマホで候補にしやすい格安SIMを、料金だけでなく使い方で分けて整理します。料金は2026年6月時点で公式ページを確認した目安です。申し込み前には必ず最新条件を確認してください。
日本通信SIM:連絡用ならかなり安く始めやすい
日本通信SIMの合理的シンプル290プランは、1GB付きで月額290円から使えるプランです。わが家の子ども用スマホでは、このプランを使っています。
連絡用、LINE、位置情報確認が中心であれば、最初の候補にしやすいです。親のお古のスマホを使えば、機種代を追加でかけずに始められるのも大きいです。
ただし、1GBはあくまで小容量です。外出先で動画を見る、画像を多く送る、調べものをよくする、という使い方になると足りなくなる可能性があります。
IIJmio:1GBだと不安な家庭に向きやすい
IIJmioのギガプランは、データ容量を選びやすいのが特徴です。公式ページでは、5ギガの音声SIMが月額950円(税込)の例として案内されています。
「連絡用だけではなく、外で少し調べものもする」「1GBだと毎月ヒヤヒヤしそう」という家庭なら、5GB前後のプランを見ておくと安心です。
日本通信SIMより月額は上がりますが、容量に余裕を持ちやすいのがメリットです。子どもが少しずつスマホを使う場面が増えてきたら、最初から5GB前後で考えるのも現実的です。
ahamo:大容量やドコモ回線の安心感を重視する場合
ahamoは月30GBで、料金は月額2,970円です。子ども用としてはやや大容量ですが、動画を見る、外出先で使う時間が長い、テザリングも使う、という場合は候補になります。
また、ドコモ回線の安心感を重視したい家庭にも向いています。ただし、連絡用だけで使うなら容量が余りやすく、料金も高くなりがちです。
わが家のように「まずは連絡用」と考えるなら、いきなりahamoにするより、日本通信SIMやIIJmioで足りるかを見てからでも遅くありません。
料金・容量・見守りで比較する
子ども用格安SIMは、月額料金だけで決めると失敗しやすいです。安さ、容量、サポート、見守り設定を分けて見ると、家庭に合うプランが見えやすくなります。
| サービス | 料金の目安 | 容量 | 向きやすい家庭 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 日本通信SIM | 月290円〜 | 1GB〜 | 連絡用・位置情報確認が中心 | 動画や外出先利用が増えると不足しやすい |
| IIJmio | 5GBで月950円の例あり | 小容量〜中容量 | 1GBでは不安、少し調べものもする | キャンペーンや料金条件は確認が必要 |
| ahamo | 月2,970円 | 30GB | 動画・外出先利用・テザリングも考える | 連絡用だけなら容量も料金も大きめ |
わが家では、子ども2人は日本通信SIMのシンプル290プランを使い、月額はそれぞれ293円ほどです。妻も日本通信SIM、私はmineoを使っています。家族全員で大手キャリアの高いプランを使っていた頃と比べると、通信費はかなり軽くなりました。
ただ、これは「わが家の使い方に合っていた」という話です。子どもが外出先で動画を見たり、ゲームをしたり、調べものをよくしたりする家庭なら、最初から5GB以上を見ておいた方が安心です。
子ども用スマホの容量は「何をするか」で変わる
子ども用スマホの容量は、年齢だけで決めるよりも「何に使うか」で見た方が失敗しにくいです。
わが家では、外出時の位置情報通知と家族との連絡が中心です。毎月のデータ使用量を見ると、100〜500MBくらいに収まることが多く、今の使い方なら1GB前後でも足りると感じています。
ただし、これは「動画を外でたくさん見る」「SNSやゲームを自由に使う」という使い方ではありません。連絡用・見守り用として持たせる場合と、娯楽用としても使う場合では、必要な容量が大きく変わります。
連絡用・LINE中心なら少ない容量でも始めやすい
家族とのLINE、短い通話、学校や習い事の行き帰りの連絡が中心なら、通信量はそこまで大きくなりにくいです。
LINEのメッセージや短い通話だけなら、動画視聴に比べると使うデータ量は少なめです。わが家のように「連絡が取れること」を目的にするなら、最初から大容量にしなくてもよい家庭は多いと思います。
位置情報・見守りは容量より安定性を見たい
見守り目的で使う場合は、容量の大きさだけでなく、普段行く場所で電波が入りやすいか、位置情報アプリがきちんと動くかを見ておきたいです。
月の通信量が少なくても、必要なときに位置情報が更新されないと意味がありません。学校、児童センター、習い事、通学路など、実際によく行く場所で問題なく使えるかを確認しておくと安心です。
調べものをするなら画面の見やすさも考える
外出先で少しGoogle検索をするくらいなら、1GBでも足りる可能性はあります。
ただ、わが家では調べものや動画視聴は、できればスマホではなくPCを使ってほしいと考えています。検索結果を比べるには画面が広い方が見やすく、タイピングの練習にもなるからです。
子ども用スマホは、調べもの用のメイン端末というより、連絡と見守りを補助するものとして考えると、容量を抑えやすくなります。
動画を見せるなら容量は一気に増えやすい
注意したいのは動画です。LINEや位置情報ではあまり使わなくても、動画を見始めると通信量は一気に増えます。
外出先でYouTubeなどを自由に見る使い方なら、1GBではすぐ足りなくなる可能性があります。子ども用スマホの固定費を抑えたい場合は、「動画は家のWi-FiかPCで見る」「外では見ない」など、家庭内のルールとセットで考えると管理しやすくなります。
1GB・3GB・5GB・10GBのざっくり目安
| 容量 | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1GB前後 | 連絡用、LINE、位置情報、少しの検索 | 動画視聴には向かない |
| 3GB前後 | 外出先で調べものを少しする、月によって少し使う | 月後半に不足することがある |
| 5GB前後 | 調べものが多い、たまに動画を見る | 料金とのバランスを確認したい |
| 10GB以上 | 動画、SNS、ゲームが多い | 子ども用として本当に必要か確認したい |
わが家の現状では、土日も親と一緒に行動することが多く、放課後も自宅か児童センターくらいです。そのため、外出先で大量に通信する場面がほとんどありません。
毎月の使用量が100〜500MBくらいに収まっているなら、まずは低容量から始めて、足りなくなったら見直す方が固定費を抑えやすいです。
低容量で始めやすい家庭・慎重に見たい家庭
低容量プランが向いているのは、次のような家庭です。
- 子ども用スマホは連絡用が中心
- LINEと位置情報が使えればよい
- 家ではWi-Fiを使う
- 外出先で動画を長時間見せる予定がない
- アプリのダウンロードや利用時間を親が管理している
反対に、次のような場合は1GBでは足りない可能性があります。
- 外出先で動画を見る
- SNSやゲームを自由に使う
- 通学時間が長く、スマホを使う時間が多い
- 家にWi-Fiがない
- 容量不足で連絡できなくなるのが強く不安
子ども用スマホは「安ければよい」ではなく、連絡が取れること、見守りができること、家庭で決めた使い方に合っていることが大切です。
中古スマホや親のお古を使うときの注意点
子ども用スマホは、SIMだけでなく端末代も大きなポイントです。新しいスマホを買うと、月額料金を安くしても初期費用が大きくなってしまいます。
わが家では、親が使っていたスマホのお古を子ども用に回しました。連絡用として使うなら、最新機種である必要はありません。
ただし、中古スマホやお古を使う場合は、次の点を確認しておくと安心です。
- SIMロックが解除されているか
- 使いたい回線に対応しているか
- バッテリーが極端に劣化していないか
- OSアップデートがまだ使えるか
- 画面割れや充電不良がないか
- 初期化してから子ども用に設定できるか
特に大事なのは、SIMロックとバッテリーです。安く買えても、使いたいSIMが入らなかったり、すぐ充電が切れたりすると、結局使いにくくなります。
中古スマホを買うなら、保証や動作確認があるショップを選ぶ方が安心です。個人売買は安く見えることもありますが、子ども用の最初の1台としては少しリスクが高いと感じます。
見守り設定はSIMではなく端末側でもできる
子ども用スマホでは、通信費だけでなく「どこまで見守れるか」も気になります。
格安SIMそのものに見守り機能がなくても、端末側の機能でできることは多いです。AndroidならGoogleファミリーリンク、iPhoneならスクリーンタイムが基本になります。
| 方法 | 向いている家庭 | できることの例 |
|---|---|---|
| Googleファミリーリンク | Android中心の家庭 | 利用時間、アプリ承認、位置情報確認など |
| iPhoneのスクリーンタイム | iPhone中心の家庭 | 利用時間制限、アプリ制限、休止時間設定など |
| キャリア系フィルタリング | 契約サービス側で管理したい家庭 | 有害サイト対策、年齢に応じた制限など |
わが家では、スマホを渡す前に「何時まで使っていいか」「勝手にアプリを入れない」「困ったらすぐ親に言う」という家庭内ルールを先に決めました。
アプリだけで完全に管理しようとするより、親子でルールを共有してから設定する方が続けやすいです。
子ども用スマホでよくある失敗
容量を少なくしすぎて毎月追加購入になる
安くしたい気持ちが強いと、最小容量だけで始めたくなります。連絡用ならそれでも十分ですが、外で調べものをしたり、画像を送ったりするようになると、毎月追加購入が必要になることがあります。
毎月追加する状態が続くなら、最初から5GB前後のプランにした方が使いやすい場合もあります。
端末が古すぎて見守り設定が使いにくい
親のお古を使う場合でも、あまりに古い端末だとアプリが入らなかったり、OSアップデートが止まっていたりすることがあります。
料金を抑えることは大事ですが、見守り設定ができないほど古い端末は避けた方が安心です。
料金だけで選んでサポート面を見落とす
格安SIMはオンライン手続きが中心です。困ったときに店頭で相談したい家庭には、少しハードルが高く感じることがあります。
スマホ設定に不安がある場合は、最初だけでもサポートページや手順書が分かりやすいサービスを選ぶと安心です。
向いている人・向いていない人
日本通信SIMが向いている人
- 子ども用スマホを連絡用として使いたい
- 月額料金をできるだけ抑えたい
- 動画やゲームをあまり使わない
- 親のお古スマホを使う予定がある
日本通信SIMが向いていない人
- 外出先で動画を見ることが多い
- 毎月5GB以上使いそう
- 店頭サポートを重視したい
- 最初から大容量で安心したい
IIJmioが向いている人
- 1GBでは少し不安
- 5GB前後から選びたい
- 外出先で調べものをする可能性がある
- 料金と容量のバランスを取りたい
ahamoが向いている人
- 動画やテザリングも使う
- ドコモ回線の安心感を重視したい
- 30GBクラスの容量がほしい
- 子どもだけでなく家族用回線としても使いたい
関連スポーク記事
この記事では、子ども用格安SIMの選び方をまとめました。より詳しく確認したい場合は、次の記事もあわせて読むと判断しやすくなります。
- 子どもスマホはどれがいい?使い方別の選び方と家庭内ルール
- 子どもスマホをファミリーリンクで安全管理する方法
- 子どもにスマホを与える年齢の考え方
- 格安SIMはどれを選べばいい?子育て家庭向け比較
- 子ども用に中古スマホを選ぶときの注意点
FAQ
子ども用スマホは1GBでも足りますか?
連絡用、LINE、位置情報確認が中心なら、1GBでも足りる家庭はあります。わが家では、子どもがゲームや動画をあまり使わないため、1GBから始めても大きな問題は出ていません。
ただし、外出先で動画を見る、画像をよく送る、調べものをする時間が増える場合は、5GB前後も候補にした方が安心です。
子ども用スマホに中古端末はありですか?
ありです。親のお古や保証付きの中古スマホを使えば、初期費用を大きく抑えられます。
ただし、SIMロック、バッテリー、OSアップデート、動作確認は必ず見ておきたいポイントです。安さだけで選ぶと、あとから使いにくさが出ることがあります。
格安SIMでも見守り設定はできますか?
できます。格安SIMそのものに見守り機能がなくても、AndroidならGoogleファミリーリンク、iPhoneならスクリーンタイムで管理できることが多いです。
ただし、端末やOSの状態によって使える機能が違うことがあります。申し込み前に、使う端末で必要な見守り設定ができるか確認しておくと安心です。
最初からahamoのような大容量プランにした方が安心ですか?
動画やテザリングも使うなら安心です。ただ、連絡用だけなら容量が余りやすく、料金も高くなります。
子ども用の最初の1台なら、まずは小容量から始めて、足りなければ増やす方法もあります。
まとめ:子ども用格安SIMは「安さ・容量・見守り」を分けて考えると選びやすい
子ども用格安SIMは、料金だけで決めるより、使い方から逆算した方が失敗しにくいです。
連絡用が中心なら、日本通信SIMのような小容量プランはかなり強い候補になります。外で調べものをするならIIJmioの5GB前後、動画やテザリングも使うならahamoのような大容量プランも見ておくと判断しやすいです。
あわせて、親のお古スマホや中古スマホを使う場合は、SIMロック・バッテリー・OSアップデートを確認しておきましょう。見守り設定は、SIMだけでなく端末側の機能でも整えられます。
最初から完璧なプランを選ぶ必要はありません。まずは家庭の使い方に合う小さなところから始めて、子どもの使い方が変わってきたら容量やプランを見直す。そう考えると、子ども用スマホはかなり現実的な金額で始められます。


